血圧や血糖値、コレステロールが高く、BMIで「肥満」に當(dāng)てはまったら、どうすればいいでしょうか。
BMIは適正な體重を評価するための指標(biāo)。25以上が「肥満」とされています。
肥満解消の効果や減量の目標(biāo)にしたい數(shù)値などについて解説します。

肥満は様々な病気の原因に

肥満に該當(dāng)しているからといって、すぐに體調(diào)が悪くなるわけではありません。しかし、肥満はさまざまな病気の原因になります。
まず挙げられるのは、糖尿病、高血圧、脂質(zhì)異常癥、痛風(fēng)などの生活習(xí)慣病。近年増加している脂肪肝、肝機(jī)能障害といった肝臓の病気も肥満になると増えることがわかっています。脂肪肝が長く続くと、約1割が肝硬変や肝臓がんになります。
膝痛や腰痛など整形外科の病気も起こします。増えすぎた體重を骨や筋肉などが支えなければいけないからです。意外なところで、寢ている間に呼吸が何度も止まる「睡眠時無呼吸癥候群」という病気の原因にもなります?？諝荬瓮à毪趣长恚莸溃─沃埭辘擞喾证手兢膜い?、狹くなるためです。
このほか、大腸がんやすい臓がんなど、がんになる可能性が高まります。
肥満を解消すれば、ここに挙げたたくさんの病気にかかる確率を減らせます。

１年で體重の5%マイナスを目標(biāo)に

減量で病気を予防できるとわかっていても、すぐに體重を減らすことは難しいもの。長期的な計(jì)畫を立てて少しずつ體重を管理していくことが大切です。とはいえ、モチベーションが続かないかたも多いでしょう。
長続きさせるコツは、具體的な目標(biāo)を設(shè)定することです。1年間に體重の3%?5％を減らせば検査値が改善するという研究があります?！?br> 減量の効果が確実に表れて、現(xiàn)実的に実行しやすい目標(biāo)として、1年間で5%程度の減量を目指してみましょう。例えば體重80kgの方なら、1年後に5%＝4kgのマイナス、つまり76kgを、翌年はさらに72kgを目標(biāo)にしてみてください。毎日體重を測って、記録するのもモチベーションを維持する一つの手です。

では、どうすれば體重を減らせるでしょうか。
最も大切なのは食事、次に運(yùn)動です?！高\(yùn)動していれば、食事制限なしでも大丈夫」という考え方は誤りです。運(yùn)動だけしても、食事を見直さなければ體重は減らせません?！弗单抓辚幞螗趣蝻嫟螭扦い毪韦恰ⅳい椁扦馐长伽皮いぁ工趣い激ǚ饯鈿埬瞍胜?、間違いです。

體重を減らす食事のポイントは、腹八分目にとどめること。そして適度な「糖質(zhì)（炭水化物）制限」です。
「おいしい健康」のテーマ別レシピ「満腹で低カロリー」には、低カロリーで満足度の高いレシピ約2000品を掲載しているので、ぜひ活用してみてください。
糖質(zhì)制限の具體的なやり方については、次の「06　肥満解消のポイントは適度な糖質(zhì)制限」で紹介します。

筋肉量が多い人、高齢者はBMIが少し高値でも減量しなくて大丈夫

例外として、BMIの數(shù)字が「肥満」に當(dāng)てはまっていても、減量しなくていい場合が二つあります。
一つはボディビルをやっているような、筋肉がしっかりある人です。體組成計(jì)を使って筋肉量が基準(zhǔn)値を超えるほどしっかりあれば、BMIが25を少し超えていても、さほど問題になりません。逆に言えば、BMIが25未満であっても、筋肉量が少なくて脂肪量が多いのは問題です。いわゆる隠れ肥満です。
もう一つの例外が高齢者です。60歳以上の高齢者になると、フレイルになる可能性があるため、痩せることは危険です。フレイルとは、健康な狀態(tài)と介護(hù)が必要な狀態(tài)との中間のこと。高齢者に限れば、BMI26、27くらいまでは減量の必要性はありません。

<參考>　岡田定　著「リモート診療　病院に行きたくない時の名醫(yī)との33のQ&A」（主婦の友社）

<參考> 矢冨裕、野田光彥　編著「健康診斷と検査がすべてわかる本　改訂」（時事通信社）

<參考> 綿田裕孝　監(jiān)修「糖尿病の満足ごはん」（女子?xùn)佯B(yǎng)大學(xué)出版部）

※1　厚生労働科學(xué)研究「生活習(xí)慣病予防活動?疾病管理による健康指標(biāo)に及ぼす影響と醫(yī)療費(fèi)適正化効果に関する研究」（代表研究者：津下一代）

文／おいしい健康編集部